こんにちは。SMO南小国のモリナガです。写真は本文と全く関係がありませんが、オーストラリアです。
ところで、皆様、パワースポットはお好きでしょうか?僕は好きでも嫌いでもなく、とってもフラットな感じです。でも、せっかく旅行に行ったら、その土地のパワースポットには立ち寄りたいもの。
パワースポットとは
もはやブームを通り越し、旅行に欠かせないジャンルのひとつとなった「パワースポット」は、メディアや雑誌で度々特集が組まれるようになっています。パワースポットという目に見えない世界に興味を持つ人が増えたことは、それまでの物質中心の時代から、心や精神を大切にする時代に移り変わっていることを示しているのではないでしょうか。良い気に満ちたパワースポットは、訪れた人に自分自身を見つめなおすきっかけや人生が良い方向に向かうきっかけを授けてくれるでしょう。※All aboutさんより引用
https://allabout.co.jp/gm/gc/405497/
そんなパワースポットが阿蘇地域にはたくさん!ということで、年始っぽく阿蘇地域のパワースポットをご紹介致します。
神々しさが止まらない!上色見熊野座神社(高森町)
ちょっと順不同で紹介しちゃって大変申し訳ございませんが、個人的にはココが凄く感動しました。「穿戸岩(ほげといわ)」という大岩です。参道から急な坂道をボチボチ登っていくと現れるのですが、岩に大きな穴が空いてて、向こう側が見えます。風がビュンビュン吹いてて、向こう側から岩を通って吹いてくる風に当たるだけで心が洗われるようです。「健磐竜命の従者鬼八法師が蹴破った」と言う伝説があり、その事から、「どんな困難も打ち破れる」というご利益があるそうで、「合格祈願」や「商売繁盛」など様々な困難を抱えている人が訪、風穴を触れるそうです。
こちらは境内から参道を見下ろしたときの光景。100基以上の石灯籠と木々につつまれた雰囲気が、パワースポットを全く感じない僕ですらビシビシ感じました。
参道を登る途中。道路からそんなに離れているわけじゃないのに、木々が音を吸収しているのか、信じられないくらい静かでした。
参道の中間くらい。「あ、ココから先は俗なことを考えちゃいけないんだ」。と自然と思わされる重厚感です。
参道を登って神社にお参りをしたら左側の道を登って「穿戸岩」へ。神社までも結構石段が辛くて、心が少し折れそうですが、絶対に登って頂きたいです。
上色見熊野座神社は、漫画・アニメ「夏目友人帳」で有名な緑川ゆきさんの映画「蛍火の社へ」の舞台にもなっています。映画を見た後に行くと、感動もひとしおです!
上色見熊野座神社
住所:熊本県阿蘇郡高森町上色見2619
お問い合わせ:0967-62-1111
ちなみに、高森といえば高森田楽。寒い冬だからこそ、囲炉裏でゆっくりと炭火焼きなんかを楽しむのがおすすめです。
360度パノラマビューの景色にも感動!押戸石の丘(南小国町)
この草原のパノラマビュー!パワースポットはともかくとして、この景色を見るだけで日常の嫌なことは忘れれる気がします。
草原に作られた道を歩くこと10分。小高い丘の頂上には大小300個以上の石が。
で、これが押戸石の丘です。高さ5.5メートル、周囲15.3メートルもあるらしいです。こんな山の上に何でこんな石が?という疑問もありますが、押戸石の丘にある祭壇石から福岡県の宗像大社と大分県の渡神岳が直線で結べ、阿蘇山と宮崎県の高千穂神社とも直線で結べる位置に置かれています。そして、それらの直線と直角に交差している直線状に日光や岐阜県の金山巨石群があり、夏至の日の出の方向とぴったり重なることから、縄文時代の方々が作った神の道ではないかと言われているらしいです。そう言われてみるとメチャクチャ凄いし、どうやってココにこんなおっきな石を運んだんだろう…と古代に思いを馳せられました。
何はともあれ、草原の景色と空、そしておっきな石に癒やされます。
駐車場の入口付近で、コンパスを貸してもらえるので、押戸石に近づけてみてくださいね。クルクル廻ります。
ちなみに、押戸石の丘は初日の出スポットとしても人気です。例年、1月1日は初日の出会ということで、豚汁の振る舞いなんかもあり、素敵な新年の始まりを迎えることができそうです。
押戸石の丘
住所:熊本県阿蘇郡南小国町中原
電話番号:0967-42-1444(南小国町観光協会)
http://www.oshitoishi.com/
ちなみに、押戸石の丘がある南小国町といえば蕎麦。年越しそばを食べ残っちゃった!という方はぜひともそば街道に行ってみてください。
宝くじが当たるかも?福運三社巡り(小国町)
小国町では、ケヤキ水源、小国両神社、鏡ヶ池を巡る福運三社巡りというものを実施されています。児玉酒店さんでチラシを貰い、3ヶ所のスポットを巡ることで、帰りに「福銭」をもらって帰るというもの。詳細は、記事にしておりますので読んで頂けると幸いです。
福運三社巡りの一箇所、ケヤキ水源。
そして小国両神社。立派です。
で、鏡ヶ池です。
3箇所とも、ちょうど歩いてまわれる位の距離感ですので、是非小国方面に行かれた際には、商店街散策をしながら3箇所を巡ってみて下さいね。
福運三社巡り(児玉酒店)
住所:熊本県阿蘇郡小国町宮原1685
電話番号:0967-46-2003
日本三大下り宮のひとつ草部吉見神社(高森町)
健磐龍命(タケイワタツノミコト)など十二神を祀る阿蘇開拓に由緒ある神社。
ちなみに、この神社は「日本三大下り宮」の一つらしいです。他の二つは「鵜戸神宮(宮崎県日南市)」、「貫前神社(群馬県富岡市)」で、階段を下った先に本殿があるという珍しい神社らしいです。
日本の神社は山への信仰と密接なつながりがあることから、多くが山登り、上る構造の境内になっているのが一般的です。少し時代が進むと平地などにも作られるようになっていくらしいです。
草部吉見神社
住所:熊本県阿蘇郡高森町草部2175
電話:0967-64-0355
国造神社(阿蘇市)
阿蘇市一の宮にある国造神社。崇神天皇の時代(3世紀頃)に速瓶玉命が阿蘇国造(この地を統治する)に任命されたとあり、神社の名前はこの事に由来しているらしいです。
まっすぐ伸びた参道を歩くとなんだか心が洗われていっているような気がします。
そして、もう一つ見ていただきたいのが手野の大杉。台風の被害で国の天然記念物は指定解除されてしまったらしいですが、樹齢2000年の杉の太さになんだか力を貰える気がします。2000年も年を重ねてるって、ホント凄いです。卑弥呼が魏に遣いを送ったのが239年なので、それよりもかなり前からココに杉があったんだと思うとなんだか感動しちゃいます。
今年はもう終わってしまいましたが、阿蘇神社、国造神社で行われる「おんだ祭り」は古くからの伝統と文化、そして自然への感謝を守り続けている阿蘇の方々の姿を垣間見ることも出来るステキなお祭りです。
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