SMOMO編集部です。
今回は、2023年5月19日に南小国町赤馬場”竹の熊(たけのくま)”地区に新たにオープンした「喫茶 竹の熊」をご紹介します。
自然と美しい建築がもたらす癒やしの空間を余すところなく体験してきました。
里山の味をたのしめる絶品カフェメニューもご紹介!ぜひ最後までご一読ください。
📍Topic
●1.素敵空間「喫茶 竹の熊」のこだわり
●2.里山の味をたのしめるカフェメニュー
●3.駐車場から店舗へのアクセス
●1.非日常と日常の融和を楽しむ素敵空間「喫茶 竹の熊」
里山の情景と美しい建築が融和する独創的な空間。さながら能舞台のような作りになっています。
特等席の板の間には、山から切り出すところから熟練の技を必要とする小国杉の磨き丸太を設え、それを栗の木の梁が支えています。
これらの材木は、オーナーご夫妻が先祖代々受け継いできた山から切り出したものだそうです。この板の間から、農村の穏やかな風景を望むことができます。
屋根は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されている日本伝統の「こけら葺き」で、小国杉の樹皮を6万6千枚も使用しているとのこと。樹皮が幾重にも連なり、荘厳さのなかにもどこか懐かしさを感じられる作りになっています。
喫茶竹の熊のテーマの一つは、「水」。この建築全体で、里山の生活を支える水が循環するイメージを表現しているそうです。
敷地に入って、まず目に飛び込むのが大きな池。里山を流れる井手の水が庭園に流れ込み、常に循環しています。
取材に伺ったときには、水辺に花菖蒲が咲いていました。春には桜、秋には紅葉と四季折々の草花が我々を楽しませてくれるそうです。
このように随所に伝統的な技法が用いられている建築ですが、喫茶スペースはモダンな空間。
電気設備はあえて入れておらず、自然光をふんだんに取り入れることで、季節や時間によって様々な表情を見せてくれます。言うなれば一期一会の空間芸術です。