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じゃらん人気温泉地ランキング2018にて全国8位!黒川温泉のこれまでの歩みと今の取り組みをまとめてみました。


こんにちは。SMO南小国のモリナガです。皆様、温泉は好きですか?僕は大好きです。

特に、こんな感じの自然に包まれた露天風呂が大好きで、温泉が好きすぎて南小国町に移住したほどです。

南小国町といえば有名なのが黒川温泉。黒川温泉はどこ?という方も多いかと思いますが、地図で見るとちょうどこのあたり。阿蘇のちょっと上。大分県と熊本県の県境にあります。

黒川温泉とは…
黒川温泉(くろかわおんせん)は、熊本県阿蘇郡南小国町にある温泉である。阿蘇山の北に位置し、南小国温泉郷の一つを構成する。広義の阿蘇温泉郷に含む場合もある。全国屈指の人気温泉地として知られ、2009年版ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、温泉地としては異例の二つ星で掲載された。なお 「黒川温泉」の名称は2006年に地域団体商標として商標登録(地域ブランド)されている。
※Wikipediaより引用

そんな黒川温泉について深く知りたい。ということで、黒川温泉観光旅館協同組合に行ってきました。

ちなみに、黒川温泉の宿泊券はふるさと納税の返礼品としても人気です。

地域の理念

黒川温泉は、わずか30軒の旅館と、緑豊かな山々に囲まれた温泉街。そんな黒川温泉は、昔から地域の理念として「黒川一旅館」という言葉を掲げ、成長してきました。

一つ一つの旅館を「部屋」、温泉街を「廊下」と見立て、温泉街全体がまるでひとつの旅館であるように、地域住民が一丸となって黒川温泉を作り続けてきたこと、これからも作り続けていくことがこの理念に詰まっています。

そして、この理念に基づいた考え方が、「競創と共創( =個は競う。しかし、全体は一緒にやる)」ということ。個々の旅館のさまざまなしつらえや設備、料理の素材や献立、おもてなしの質の向上など、これらは一旅館ごとに独自の提案を磨き、互いに刺激し合いながら、競っていかなければならないこと。

しかし、黒川全体の事業については、対話を持ち共に創ることで成長を続けてきています。

温泉街でよく見かける雪駄は、黒川温泉全体で同じものを使用していたり。

各旅館で貸し出している傘も同じデザインとなっています。

黒川温泉のこれまでの歩み

そんな黒川温泉の沿革はこのようになっております。

●始まりは江戸中期
実は江戸中期から黒川温泉の歴史が始まったと言われており、日田から竹田へ至る往還の宿営地として、藩の役人が利用する藩直営の「御客屋」として位置づけられました。「御客屋」は藩営から民営になった後も「御客屋旅館」として名が受け継がれ、今も「歴史の宿 御客屋」として営業を続けています。

当時より、黒川温泉は怪我によく効く温泉として近郊に知られ、当時に活用される半農半宿の営みが小さな宿によって続けられいました。

●苦しかった1950年〜1985年
1950年頃、やまなみハイウェイ建設のために業者の宿泊客が増え、旅館の開業や改築が増え、旅館経営専業化が進みました。その流れを受け、1961年には「黒川温泉旅館組合」が設立されました。

そして1964年にやまなみハイウェイが開通。数年間はお客様が増えたもののその恩恵が数年で途絶え、再び苦しい状況となります。時は日本の高度成長期。車社会の到来が進み、杖立温泉、内牧温泉などが反映していましたが、黒川温泉は厳しい状況となっていました。そんな中、1970年頃にはUターンや婿入りが相次ぎ、30代を中心に第二世代が揃ってきました。集客に苦戦する黒川温泉でしたが、1980年頃、雑木を中心とした癒やしの風景づくりに取り組み、地域一帯となって温泉街の雰囲気作りに取り組み始め、少しずつお客様が増え始めたと言われています。

●全国有数の温泉地に上り詰めた1986年〜2015年
露天風呂ブームもあり賑わい始めた1986年、旅館組合の組織再編成が行われ、若手を抜擢して「企画班」「環境班」「看板班」が設けられます。
その企画班から生まれたのが、30年以上続く黒川温泉のロングセラー商品「入湯手形」です。

手形を利用すると黒川温泉にある露天風呂(当時25箇所)のうちの3箇所を自由に入浴することができる仕組みで、組合の収入の大黒柱になりました。

入湯手形は地域さんの小国杉で造られており、地元老人会の収入源にもなっています。

環境班は雑木の植樹による景観づくりへの取り組みを。

これまでに2万本以上の植樹を実施してきており、枝打ちなどの手入れを続けてきています。黒川温泉では、先人たちが雑木の四季の多様性や不揃いな配置を重視し、詳細な図面を用いずその場で木の枝、葉を観察して配置を決めたと言われています。

植樹前には普通の田園風景だったものが、

植樹後はこのような風景に。あたかも以前からそこに雑木林があったかのように配置されています。

看板班は温泉街に乱立していた旅館の看板を撤去して、統一看板を設置しました。当初はいろんな旅館のいろんな看板が立っていましたが、

こんな感じの統一の色味の集合看板を設置するようにしました。

自動販売機や看板のデザインも調整し、温泉街全体としての統一感を醸成しています。

こういった取り組みの結果として黒川温泉は徐々に来訪者が増加し、2002年〜2003年には宿泊者・入込客数がピークに、数々のマスコミ掲載や景観に関わる賞を受賞、人気温泉地ランキングの上位の常連となりました。

●熊本地震の発生が発生した2016年
平成28年度熊本地震の発生により、黒川温泉も旅館の全壊2軒と大きな被害を受け、間接的な被害として1ヶ月で4万2千件のキャンセル、約10億円の被害総額となってしまいました。

この際、観光業への打撃が地域産業へも影響を与えることが顕在化し、これからはさらに多様な業種を巻き込みながら観光を柱に地域発展していく必要があると、いろんな取り組みがスタートしました。

新たな黒川温泉の創造に向けて

震災以降、黒川温泉では温泉だけではない黒川温泉の楽しみ方を提案しようと、地域と連携したコンテンツづくりに取り組んでいます。

農業の方々と連携した朝ピクニック。

農家のお母さんが作る旬の地元食材を使った朝ごはんを阿蘇の絶景の中、ピクニック形式で楽しめる特別な体験です。

他にも、
自転車に乗って阿蘇の絶景が楽しめ、バーベキューと温泉入浴がセットになったサイクリング体験なども。

農家の方々が育てた野菜の収穫体験をしながら巡り、最後にバーベキューを楽しめます。

こちらは、林業とのコラボで実現した「タボレッタポプリ」作り体験

火を灯さないアロマキャンドル「タボレッタポプリ」を、小国杉フレグランスと地元の草花等を使用して作成します。

現在進捗中の南小国町Farm to Tableプロジェクト。

農家の方々や婦人会の方々などにお話を聞き、地域独自の食文化を知り、宿泊施設での食に生かしていこうという取り組みです。

長い年月をかけて、地域の協働により成長を続けてきた黒川温泉。新しい一歩を踏み出そうとしておりますので、是非とも今後の黒川温泉にご注目下さい。

黒川温泉観光旅館協同組合
住所:熊本県阿蘇郡南小国町大字満願寺6594−3
電話番号:0967-44-0076
公式ホームページ:
https://www.kurokawaonsen.or.jp/

黒川温泉の宿泊は、ふるさと納税の返礼品にもなっております。

〈PR企画〉南小国町

モリナガ

モリナガ 熊本生まれの熊本育ち。県内を転々としながら、今阿蘇郡の南小国町に住んでいます。好きな食べ物はキャベツとキュウリ。酔うと髪の毛を自分で切る癖があります。

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