こんにちは!国指定天然記念物の金毘羅スギを見上げている、しのです。
樹齢1000年以上の大きさに圧巻…本当に私が小さく見えますね…
さて、日本が誇る主食といえばやっぱりお米ですよね!
そんな中で、お米から作られる米粉が近年注目されているんです。
先日開催された第9回阿蘇ふるさと食の文化祭でも、米粉料理がテーマでした。
私は特別に参加させていただいたのですが、米粉の魅力と米粉料理の多さにびっくり!
ということで、今回は皆さんを米粉の世界へご案内します!
■米粉の魅力って?
米粉とは、文字通りお米を細かく砕いて粉状にしたもの。
昔は粒子が大きくザラザラしていましたが、今は細かく砕かれてサラサラしているので料理に混ぜやすくなっています。
そして米粉を使うと、いいことが盛りだくさんなんです!
○米粉の魅力
・グルテンフリーなので、小麦粉アレルギーの方でも安心して使える
・小麦粉と比べて、油の吸収率20%減
・小麦粉と比べて吸水性が高いので、もちもちやしっとりとした食感が楽しめる
・片栗粉よりもダマになりにくく、簡単にとろみがつく
・ビタミンB1やタンパク質など栄養満点
などなど。
小麦粉の代わりに米粉を使うだけでも、かなりヘルシーに仕上がるんです。
お菓子のみならずお料理やパンなどどんな料理にも使えちゃうのが嬉しいポイント。
■米粉はどうやって作られるの?
米粉の魅力をお伝えした次は、実際に米粉が作られる過程をご紹介!
こちらは気流粉砕機。粉砕時の衝撃を小さくすることができる機械で、より微細な米粉を作れるんです!
今回米粉にするのはこちらのお米。「KUMAMOTO」の文字が熊本の特徴を表していて可愛い!
約30kgのたっぷりの白米!玄米の場合は精白米にしてから米粉にしますよ。
では早速米粉にしていきます!こちらのスクリューに…
お米をどーーん!と豪快に投入。
機械の中ではファンが高速回転し、お米同士がぶつかり合うことで粉砕されます。
そして目の細かい網を通って、サラサラの米粉となって出てくるんです!
30kgのお米でしたら、1時間くらいで米粉になりますよ!
■米粉レシピを知りたい!
では、ここで米粉を使ったレシピを一つご紹介します!
阿蘇ふるさと食の文化祭で、南小国生活研究グループの河津静子さんが発表された米粉のニョッキです。
○材料(4人分)
・茹でじゃがいも(男爵) 400g
・米粉 100g
・玉ねぎ(みじん切り) 100g
・トマトソース 約1カップ
・ケチャップ 大さじ2○作り方
1. 茹でたじゃがいもを潰して、米粉を入れてよくこねる
2. 指先ほどの大きさに生地を丸め、フォークで筋をつける
3. 長さ3センチ程度に切る
4. たっぷりのお湯を沸かし、3を茹でる
5. 油を引いたフライパンで、玉ねぎを透明になるまで炒めて、トマトソースを加え、4に絡める
6. 盛り付けて出来上がり!
簡単な6ステップなので、料理が苦手な人でも失敗せずにできます!
もっちもちのニョッキとトマトソースがよく絡んでいて美味しい(^-^)
お好みで粉チーズをかけてもまた違った味を楽しめますよ!
■米粉料理は何があるの?
上記でご紹介した米粉のニョッキ以外にも、米粉を使った料理をご紹介しちゃいます!
米粉を使った柔らかーいお団子。
小麦粉よりも水分を多く含む米粉は、もちもち食感を生み出すのに最適!
阿蘇の郷土料理、だご汁も米粉で出来ちゃう。
団子のことを熊本では「だご」と言います。お団子が入っている、優しい味のする汁物です!
米粉のしっとりさつま芋ケーキだって、おてのもの。
水分量が多いので、パサパサしないケーキに仕上がります!
■おわりに
南小国産の米粉は、南小国町総合物産館きよらカァサでも販売しています!
このようにパンケーキ専用の米粉や、
米粉を使って作られた麺もありますよ!
手軽に使える米粉製品があると、お料理に取り入れやすいですよね!
米粉の世界、いかがでしたか?
実はこんなに米粉って万能なんです!
普段何気なくしているお料理も、米粉を使うと一味違う楽しみを感じられますよ!