こんにちは!SMO南小国編集長のかじちゃんです!
今回の記事は、いつもとちょっと違ったテイストでお届けします。
というのも、南小国町ではこの度『未来づくり事業』を本格的にスタートすることになりました!
それに伴い、その事業に関わる“人”にフォーカスして、南小国町のイロイロをご紹介していきますので、是非ともご一読ください。
■未来づくり事業ってなに?
100年先の南小国の未来のために南小国町の未来を担う「人」と「事業」を育てます。
挑戦する人を応援し、事業を育て、人が集まる。
この経済循環をつくることで、上質な里山を受け継ぎます。
これだけ聞くとちょっぴり難しい。。
すこし砕いて言うと
軌道に乗るよう全力でサポート!そして、そのチャレンジによってまた人が集まることで、南小国町がいつまでも元気で、今と変わらず、自然・文化・人のあたたかさを残していけるように、町と人、そして人と人を繋ぐ事業。
といった感じでしょうか。
そんな事業を南小国町で展開していく中心人物となるのが、安部千尋さん。
実は、いわゆる“ヨソモノ”で、今年の4月に南小国町へ家族全員で引っ越してきました。
なぜヨソモノの人が南小国町の未来のために?
気になることがいっぱい。
ということで、直接お話を聞きに、行ってまいりました!
■早速聞いて来ました!
安部 千尋(あべ ちひろ)
10月22日生まれの天秤座。一児の母。生まれも育ちも東京。区役所勤務を経て、東日本大震災後に起業支援の団体へ転職。その後、縁あって2019年4月に南小国町に。小さい頃の夢はパン屋さん。そのせいもあってか、朝はパン派。動物が大好きで、最近のお気に入りはラッコ。寝ている時に手を繋いでいる姿が愛くるしくて好きなんだとか。好きな色はオレンジ!いつも笑顔で元気いっぱいのお姉さん。
かじちゃん:
こんにちは!今日は南小国町の未来づくり事業のイロイロ、そして安部さんのイロイロも知りたくてお邪魔しました。よろしくお願いします!
安部さん:
はい!なんでも聞いてください!よろしくお願いします。
かじちゃん:
まず、一番気になったのが、なぜ東京にいて南小国町を知ったんですか?!
全国で1,700以上もある市町村の中で、ピンポイントで南小国町を知るのってなかなか難しいですよね?
安部さん:
私の夫が実践型インターンシップなどを支援するNPO法人に勤めておりまして、たまたま南小国町の担当だったんです。普段はとても穏やかな夫が、すごく熱のある感じで「南小国町っていいよ!」と。そこではじめて“南小国”という町がある、というのを知りました。ただ、その時は正直「へ〜、そうなんだ〜」くらいの感じだったんですけど(笑)
そして、去年の6月に「地域仕掛け人市」というイベントが東京で開催された際、私も仕事で参加していて、そこに南小国町のブースが…!その時たまたま南小国町の役場職員さんとお話しする機会があり、色々とお話を聞いてとても興味を持ちました!
かじちゃん:
なるほど!もともとご主人から聞いて知っていて、実際にイベントで南小国町の人と話したことによって、関心を持ってくださったんですね。
安部さん:
そうなんです!それから、南小国町の未来づくり事業のイベントなどが東京である度にお邪魔させて頂いて、南小国町の人と深く関わっていくにつれ、何か私が南小国町にできることがないかな〜と、ぼんやりですが、思うようになりました。
かじちゃん:
ありがたい話です><実際、移住するまでに南小国町に来たことはあったんですか?
安部さん:
はい。夫が大分の出身で、9月に帰省がてらちょっと南小国町にも行ってみよう!ということになり、遊びに来ました。その時、地域仕掛け人市でお世話になった役場職員さんが飲み会を開いてくださって、町民の方々とも色々とざっくばらんにお話することができ、もっともっと南小国町のファンになりました!
■どうして移住しようと思ったの?
かじちゃん:
すごい!なんだか色々ご縁があったんですね。でも、正直それだけじゃ移住してまで知らない土地で働こう!とはならない気がするんですが…
なぜ南小国町に移住してこようと思ったんですか?私が言うのもなんですが、南小国町より東京の方が何をするにも便利ですよね。。
安部さん:
そうですね、確かに移動などは東京の方が楽かもしれません!(笑)
でも、私は東京と言っても八王子の出身なので、そこまで都会ではありません。なので、南小国町で生活すること自体は何の違和感もありませんでした。
なによりも、この南小国町の“人と環境”に惚れ込んで、南小国町に移住という堅いイメージではなく“引っ越してきてた”という感覚でしょうか。
かじちゃん:
そうなんですか!ありがとうございます!!!付き合いたてのカップルみたいな質問になっちゃいますが、南小国町のどこにそこまで惚れてくださったんですか?
安部さん:
一番は、スピード感とポテンシャルの高さでしょうか。去年、すっかり南小国のファンになった私は、その当時の仕事との兼ね合いもあり、東京で南小国町の活動を紹介するイベントをしませんか?と町に持ちかけたんです。そしたら二つ返事で「いいね!やってみよう!」と。
かじちゃん:
確かに!私も住んでいて思うのが、昔からあるものをしっかりと継承し守っていく風土と、今あるものを活かしつつ新しいことにチャレンジしていく風土がどちらもうまく共存していますよね。そして何でもすぐやってみよう!と勢いがある感じ、すごくわかります(笑)
安部さん:
そうですよね!やったことないことでも積極的に取り組む姿勢がとにかくすごい。イベントまでのやりとりも本当にスピーディで、これまで様々な自治体と関わってきましたが、なかなかこんな自治体はない!と思いました。そして、そのイベントの時も南小国町側から色々な提案や、ご協力を頂き、イベントは大盛況!何をするにも、こんなにポテンシャルの高い町があるのか!と感心し、すっかり南小国町の虜に。。
かじちゃん:
なるほど。イベントを通して、実際に町の人と関わっていく中で、南小国町のイイトコを体感し、好きになってくださったんですね。
■移住の決め手って?
かじちゃん:
安部さんが、最終的に「南小国町に行こう!!」と思った決め手ってありますか?
安部さん:
私が南小国町に移住しようと思った決め手はふたつあります。
ひとつ目は、役場職員の方が「町民が、自分の町に誇りと自信を持って、住みよい町にしたい」とおっしゃられていて、そんな熱い想いがあって、こんなに町民のことを第一に考えている人たちがいる場所で、うまくいかないことはない!と思ったんですよね。
かじちゃん:
うわ〜、なんだかジーンときますね。町の中枢にもなる役場で働いている方が、そんな想いを持ってくれていると思うと、安心感がすごい。
安部さん:
そしてふたつ目が、夫から南小国町で特産の小国杉を使った家具やインテリア小物を製作しているFIL(フィル)というすごくオシャレな会社があるよ!と教えてもらって、何気なくホームページを覗いた時に、心を動かされました。
私の満ち溢れた人生…別に東京だからというわけではないんですが、年収や学歴などいつも同じものさしで人と比べられて、人よりよければそれで満ち足りているの?と、常にそんな問題を突きつけられているような気がして。。
この問いかけは、南小国町であれば、答えが見つけられるかなーと。。ありのままの自然、昔からある文化、目に見えない絆を当たり前に大切にしている、そんな南小国町の中に入りたい!と強く思いました。
かじちゃん:
すごい。なんだか、本当にいろんな縁があって「来るべくして来た」みたいな感じなんですね!
安部さん:
本当にありがたいことに、私の場合は私自身の“やりたいことと・やってみたいこと”と、南小国町の“やってほしいこと”のすべてがマッチングして、南小国町に行かない理由がなかったくらいです!
かじちゃん:
安部さんの場合は、何度もイベントに参加したり、南小国町へ来る機会があったりと、知るキッカケが多くあったと思うので、移住するというハードルがそこまで高くなかったかと思うんです。
だけど、そもそも南小国町を知るキッカケ自体がない方も多いかと思いますし、移住のハードルってほんとはもっと高くないですか?誰ひとりとして知らない土地で、しかも事業を展開していくとなると、結構な勇気がいると思うんですが…
安部さん:
その通りだと思います。なかなか私のようなケースは稀で、ほとんどの方はやってみたいな…と思っても、なにをどうすればいいのか分からないといった感じですよね。
そんな方たちに、南小国町を体感してもらうキッカケをつくるべく、現地研修もある未来づくり事業のプログラムを開催します!
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