― マックスさんは、地域の”ヒト“との繋がりをとても大切にされている印象があります。南小国で、特に印象的な”ヒト“との出逢いは?
はるこさんには一目惚れしましたね。笑
― はるこさんとは、(南小国の小料理屋)“まんがんじ入舟”の?
そうです!はるこさんは、インパクトありますよね。笑
はじめて南小国を見て回った日の夜に、帰る前に入舟で食べることになって、初めてはるこさんと出会いました。
接客していても、英語がしゃべれない人は、普通、”外国人”って見ただけで身構えるのに、はるこさんは、その辺りの壁が全くない方で。
はじめから「がいじんさん、がいじんさん!」って、ガンガン話しかけてくれました。笑
カタカナが苦手らしく、“マックス”って名前もなかなか覚えられないみたいで。カタカナで書いたら「マッツクス?」と。笑
今は何とか覚えてくれてると思います。笑
それと、「ご飯のお代わりは?」って訊かれたので、「ちょっとだけ」って言ったのに、メガ山盛りのご飯が出てきたり。笑
サラダに乗ってたいちごを「美味しい!」って言ったら、厨房からでっかい箱いっぱいのいちごを持って来て、「はい!持って帰んなさい」って。笑
そういう優しさというか、あふれんばかりの”おもてなし”が、暖かくて新鮮で、嬉しかったですね。
今でも、はるこさんの存在が癒しになってます。
あそこに行ったら、ホッとして心が落ち着きますね。
― 南小国に来て、理想としていた“田舎暮らし”は叶いましたか?
はい!
畑で野菜を育てることや、猫を飼うこと、ローカルな居酒屋でおっちゃんたちと飲むことなどが叶いました!まいたけの天ぷらでキープしたボトルを飲むのが至福の時です。
― なんと通な楽しみ方…!笑
2ヶ月くらいまいたけの出荷がなくて天ぷらを食べられない時期があって、本当に身体の調子が悪くなって、精神的にもけっこうダメージが大きかったです。笑
ーまいたけ依存症ですね。笑
実は、ここに来る前まではきのこ大嫌いでした。笑
絶対に食べなかった。
― え〜?!笑
でも、(きのこ類の生産が盛んな)南小国に来たら、さすがに「きのこ食べられない」って言えないじゃないですか。でも、ここのきのこは本当においしくて、いつの間にか食べられるようになってました!
今じゃ、きのこ大好き人間です。笑
― 人のつながりから苦手な食べ物も克服されたんですね!
― 最後に、これからチャレンジしたいことってありますか?
南小国の絵本を自分でつくりたいですね。
僕は絵を描くのが好きなので、とにかくもっと絵を描きたい。
日々の人の暮らしとか、自然や風景とかを絵にしたいです。
今はなかなか絵を描く時間がないけど、スケッチブックとペンもって朝でかけて、コーヒー飲みながら、のんびり絵を描きたいですね。
― 絵も描くんですね!多才ですね…!
興味はいろいろあって、大学時代は福祉や環境、社会問題などを勉強しました。
今の仕事は、その分野からの目線を持つからこそ、外国人・欧米人だからこそ、“外国人”と“地域の人”を繋げることができるのかなと思うし、ただ繋げるだけじゃなくて、地域の深い価値観とか文化を伝えながら、全部つなぎ合わせていけたらと思っています。
― マックスさんのツアーは、参加すると何かのきっかけになる旅行になりそうですね。
将来的には、ゲストハウスみたいなことをやって、特に外国人向けの、阿蘇に関する情報のハブにしたいです。
そこに泊まれば、必要な情報も全部得られて、そこからツアーに出かけたり、交流の場にもなるカフェもあったり。
もちろん畑もやってるので、畑で野菜を収穫して一緒に料理したり。
そういうのができたらいいなと思ってます。
― 日本大好き、阿蘇大好きのマックスさんだからこそできる、外国人と、地域の人や文化、暮らしを繋げられる場所、発信できる素敵な場所になりそうですね。
― マックスさん、ありがとうございました!
南小国町に来てまだ1年も経っていないのに、かなり”顔”の広いマックスさん。
来た当初は、自ら希望して、町の物産館“きよらカァサ”で毎日レジに立ち、出荷者の方々に話しかけたり、実際に生産の現地に足を運んだり。日頃から、地域の様々な行事やコアな集まりにも顔を出し、地域の人との交流を積み重ねて、少しずつ関係性を築いてきたそうです。
その中には、決して楽しいことばかりだけではなかったはず。
それでも、「阿蘇大好き!」と笑顔で答えられるのは、心から里山を愛し、その魅力を、その価値を、多くの人に伝えたいという情熱と芯の強さを持っているからこそ。
マックスさんにしかできない、マックスさんだからこそできる、南小国での暮らし方・働き方を、もっともっと楽しんでいただき、どんどん世界に発信してもらえたらと思います!
▼マックスさんが、相棒のかじちゃんと南小国町の人やおいしい食べ物、観光スポットを紹介するバラエティ?!番組も、ぜひ、ご覧ください!
『かじ×マックスのなんさんよかばい!』
※『なんさんよかばい』は阿蘇の方言で、標準語にすると『なんさん=とにかく、よかばい=いいよ!』▼かじマックスのインスタグラム:
https://www.instagram.com/kajimax_smo/▼マックスさんが運営するツアーのウエブサイト
『Satoyama Journey』
https://satoyama-journey.jp▼マックスさんのブログやインスタグラムでも、阿蘇・南小国の魅力を発信中!
『myslowliving』
https://myslowliving.com
『instagram』
https://www.instagram.com/max.in.japan/
▼『未来づくり拠点MOG』についてはこちら。